Long Gameって?
この本は正しい目標を達成する為に作られた長期的かつ戦略的なゲーム「Long Game」 を使って、長期的な成功を手にいれる方法を紹介しています。
はじめに言っておくと、誰でも出来る!すぐに結果が出る!というような甘い話では一切ありません。前提として情熱がなければ成功するわけがないですよね、そんな私も長期的に努力し続けられるように、このブログやSNSに記録を残しておきます。
人生において達成したい目標・叶えたい夢、など人それぞれ何かしらやってみたいことや叶えたいことは一つや二つあると思います。
数値化した具体的なものだけでなく、漠然としたものでも信念と情熱があれば立派な目標。
もちろん今十分に幸せを感じていて、これ以上何も求めないという人もいるかと思います。
ただ、何歳になっても目標や夢を持っている方が「生きている」という実感が湧いて、人生楽しいですよね。
何より一生懸命、夢や目標に向かって突き進んでいる人の目はとにかく輝いていて、魅力的でかっこいいです。
長期的な戦略
最初のステップ → 意味ある人生の定義を決める
自分にとって意味ある人生、目標としている人生はより多くのお金を手に入れる事なのか、家族と過ごす時間を優先したいのか、やりがいを感じる仕事をすることなのか決める。
今のところ何も決まっていないのであれば、森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」を読んでみてください!自分の長所・興味のあることを見つけるヒントになります!
定義が決まれば、Long Gameは3つのパートに分かれてスタートします。
「余白」「集中」「信念」1つずつみていきましょう。
「余白」
やりたい事はあっても、仕事が忙しくてなかなか時間が作れないという人が多いと思います。
ただ、無駄な時間を過ごしているという人も多いでしょう。
その無駄をなくすことからスタートです!
具体的にはスケジュールの余白を増やして、大切な事をする時間を優先的に作る。 基本的にはあなたのスケジュールは、仕事の予定で埋まってしまうでしょう。 そこで、先に大切な時間をスケジュールに入れてしまうことで、前向きな制約となりそれを達成するために工夫するようになります。 無駄なスケジュールを取り除いたり、出来るだけ効率を上げようとする。
そうすることで今の仕事も、より大きな視点を持つことができて、本当にそれをする必要があるのかと投げかけることができる。 まずは重要でないものを排除していく。
「集中」
新しい挑戦に20%の時間を使う
20%ルールとはGoogleが株式の公開に合わせて打ち出した、独自のコンセプト。現在に進行中の仕事に加えて、価値をもたらす新しい挑戦を自分の時間の20%を使ってもらいたいというものです。
忙しいスケジュールの中から20%の時間を見つけることは難しいことかもしれませんが、裏を返せばリスクを最小限に抑えた新しい挑戦が収入を生み出すチャンスです。 まあ、仕事をしながら新しい挑戦をするので、現状のスケジュール・時間を見つめ直すことは必然ですよね。
しかしやみくもに時間をかける事は気をつけてください。
20%ルールの注意点は下記の通りです。
- 正しいサポートを手に入れる
- コーチを雇う→メンターが必要
- 期限を決める→1年後、2年後の姿を想像する
- 学び続ける→目の前の事以外にも自分で情報収集する
- 負けても戦えるようにする→失敗は必ずある、自分に期待しすぎない
- 10年単位で考える→人は1日で出来ることに過大評価し、1年で出来ることを過小評価する。
「信念」
ここまで心とスケジュールに「余白」を作り、その余白を20%ルール使って「集中」することをお伝えしました。 個人的にはここからがLong gameの最も重要なポイントです。
数年以上の取り組みに対して、厄介な問題はやはり孤独とストレスでしょう。
自分は本当に成長しているのか、何の結果も残せていないが無意味ではないのだろうか。など、自分との闘いとなることは避けられないでしょう。
しかし全ては長い目で見ることが必要です。 良いことが魔法のように起こるのを待つことではありません。 必要な努力を理解し、その努力を続けることで「自分の力」で良いことを起こすと考えましょう。
有効的な2つの戦略的忍耐があります。
「うまくいかない時はどうするか 」
- なぜ私はこれをしているのか→核となる原則を絶対に忘れない
- 他の人はどうやって成功したのか、成功までに費やした時間を知る
- 信頼できる人はなんと言っている
「失敗を再定義する 」
- 実験と考えれば失敗にはならない。他の方法を試すだけ
- 目標に到達する複数の道を想定する。うまくいかなくても他の道に乗り換える
- たいていの目標は失敗することを知る。失敗しても諦めない。
心に響いた言葉
すべきことがあるという感覚に、根源的な慰めがある。忙しく、仕事に集中していれば、直視したくない答えが出るような質問「これが正しい道なのか?これが私の望んだ人生なのか?」を考える時間がなくなるからだ。
The Long Game ドリー・クラーク
私自身も仕事が忙しい間は、本当にこの道が正しいかなんて考えれてませんでした。すべきことがあるという感覚が自分を満たしてしまっているのです。
自分の評価基準をしっかり持って、人生をどうしたいか常に問いかけ続ける人がこのLong gameを制することができるのでしょう。
甘い話なんて転がっているわけがない、自分の力で考えて戦略的にやるべき事を小さくても進めていく。皆さんも実験だと思って、新しいことに挑戦してみませんか?